歯が白いとそれだけで爽やかで明るい印象を受けますよね。
最近ではホワイトニングをする人が増えていて、歯医者だけでなく自宅でもセルフでおこなえる方法が多くなっています。
その中でもマウスピースを用いたホワイトニングをご存じでしょうか。
自宅で手軽にできるホームホワイトニングです。
今回は、ホワイトニングで使用するマウスピースやジェルのおすすめの作り方や費用、正しい使い方について徹底解説していきます。
これであなたもマウスピースホワイトニングを始められること間違いなしです。
ホワイトニング用マウス ピースは安い？おすすめを紹介
ホワイトニング用のマウスピースは主に以下の方法で作れます。
- 歯医者で作成してもらう
- 市販で既に作成された状態のものを購入する
- 自分で作成するタイプのものを市販で購入する
どれを選択するかで値段やおすすめのポイントが異なるので、1つずつ解説していきます。
効果と安全性を考えると歯医者で作るのがおすすめ
マウスピースを用いたホワイトニングで効果を得るために大切なのは、自分の歯型にピッタリなマウスピースを装着することです。
自分の歯型に合っていないと薬剤が漏れて色ムラができ、充分な効果を実感することができません。
しかし歯医者でマウスピースを作成すれば、歯型をきちんと取って自分に合うものを作成できるので、そういった心配がなく安心です。
マウスピースがしっかりとフィットしていれば、ホワイトニングの薬剤を歯の表面にまんべんなく浸透させることができます。
効率よくホワイトニングの効果を得ることができるので、歯医者で作成するのが1番おすすめです。
ただ、ホワイトニングは保険が適用されないので、価格は診察からマウスピース作成までの全体で約15000円～35000円ほどかかるでしょう。
通販で買える市販のホワイトニング用マウスピース
ホワイトニング用のマウスピースは、通販での購入も可能です。
歯医者と比べて安価で挑戦しやすいという点から、まずは気軽に試したいという人におすすめできます。
市販されているものは主にこちらの2種類があります。
既にマウスピースが作成された状態
スマートデントII
こちらの商品は、マウスピースとLEDライトがセットになっています。
使い方は簡単です。
②LEDライトを一定時間当てる
LEDの光に反応する成分が、歯の表面の着色汚れなどを除去してくれるので、歯本来の白さを取り戻す効果が期待できます。
自分で歯型を取って作成する
こちらはセルフで歯型を取ってマウスピースを作成するタイプです。
歯のホワイトニング マウスピース
②柔らかくなったらお湯から取り出して歯列にはめ込む
③フィットするように舌や指で押さえて調整する
④10～15秒口の中でキープしてから取り出し、水ですすぐ
⑤持ち手など余分な部分をハサミで切り落としてマウスピースが完成
⑥歯にホワイトニング用薬剤を塗布して、作成したマウスピースを一定時間装着する
少し手間がかかりますが、上手く作成できれば歯医者よりも価格をかなり押さえることができます。
市販のホワイトニング用マウスピースのデメリットは、上記のどちらのタイプも自分の歯型にピッタリとフィットさせることが難しいです。
それにより効果を充分に実感できない可能性があります。
ホワイトニング用マウス ピースに使うジェルのおすすめを紹介
歯を白くする効果のあるホワイトニング用のジェルには様々な種類が。
その中でも人気のあるおすすめのジェルをランキングでまとめてみました。
特徴と併せてご紹介するので、ジェル選びの参考にしてみてくださいね。
効果のある薬剤は歯医者での診察が必須
充分なホワイトニング効果を実感したい人は、歯医者で診察を受けることをおすすめします。
というのも、市販で自由に購入できる薬剤と歯医者で使用する薬剤では成分とその目的が大きく異なるのです。
歯医者で取り扱っている薬剤は歯を漂白するという目的での成分値に対して、市販の薬剤は歯の着色汚れを除去する目的の成分値になっています。
つまり成分濃度の違いで、漂白剤としての扱いかクリーニング剤としての扱いになるのか分かれるのです。
より高い効果を期待できる薬剤を処方してくれるので、歯の白さを強く実感したい人は歯医者で診察を受ける方が良いでしょう。
安全性で選ぶなら厚生労働省の認可を得ているジェル
歯に塗布する薬剤ですので、1番は安全性を考慮して選ぶのが望ましいです。
安全かどうかの判断基準として、厚生労働省の認可を得ているかという点で選択しましょう。
認可を受けている主なジェルはこちらです。
認可の有無以外にも、国内製品か海外製品なのか、濃度はどのくらいかなど、自分の希望を伝えることも大切です。
信頼できる歯医者にホワイトニングジェルについて相談してみると良いでしょう。
通販で買える市販のホワイトニングジェル人気ランキング
それでは、通販で購入可能な人気のホワイトニングジェルを、ランキング形式で特徴と併せてご紹介していきます。
第1位 薬用パールホワイト プロ EX＋
医薬部外品のこちらのジェルは歯のステインを優しい力で浮き上がらせることで歯の白さを実感できます。
汚れを落とすだけでなく、歯の表面をコーティングして新たな汚れの付着を防ぐ優れもの。
さらに歯周病予防に効果的な成分を配合しているので、歯茎のケアも同時に可能です。
第2位 30DAYS WHITENING KIT
1回分ずつ個包装になっている持ち運びにも便利なホワイトニングジェルです。
歯科医の推奨商品としても人気が高いジェルで、全部で30日分がセットになっています。
歯を白くするだけでなく、虫歯や口臭にも配慮された成分が配合されているのが嬉しいポイントです。
第3位 薬用ちゅらトゥースホワイトニング
低刺激にこだわった医薬部外品の優しいホワイトニングジェルです。
歯を白くする成分「ポリアスパラギン酸」が歯に付着した汚れを落としてくれます。
通常の歯磨きではなかなか落ちない着色汚れもキレイになりますよ。
第4位 薬用ポリリンジェルEX
刺激が少ないことから、子供でも使用できるホワイトニングジェルです。
着色汚れに効果のある「ポリリン酸」を独自の製法で配合することにより、より高いホワイトニング効果を実現。
さらに口臭や歯周病予防にも配慮しているので、デイリー使いとして取り入れるのもおすすめです。
第5位 はははのは
体に優しいナチュラル成分にこだわっているのが特徴のホワイトニングジェル。
「ポリリン酸ナトリウム」と「メタリン酸ナトリウム」のWパワーが歯の汚れを浮かして、再付着するのを防ぎます。
口内環境を整える成分や洗浄成分も配合されており、歯の健康にも配慮しているジェルです。
ホワイトニング用マウス ピースの作り方と値段を解説
ホワイトニングで使用するマウスピースはどのように作成するのが一般的なのでしょうか。
歯医者と市販品それぞれで作成した場合の違いをまとめてみました。
| 値段 | 特徴 | 作り方 | |
|---|---|---|---|
| 歯医者 | 約15,000円～35,000円 | 高い精度で作成できる | ①歯に虫歯など異常がないか確認
②歯のクリーニングをする ③歯型を取る ④数日後にマウスピースが完成 |
| 市販品 | 約800円～10,000円 | 失敗する恐れがある | ①歯磨きをする
②マウスピースの型を熱湯につける ③柔らかくなった型を歯にはめる ④硬くなったら取り出して余分な部分をカットする |
歯医者の場合は自費診療なので高額になりますが、その分しっかりと自分の歯型に合うマウスピースを作成できます。
市販品は価格が安価なので挑戦しやすいことが利点ですが、作成に失敗する可能性も。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、それぞれの特徴や作り方について詳しくみていきましょう。
歯医者で作る場合の値段はジェルや診察とセットで15,000円～35,000円程度
歯医者でマウスピースを作成する場合は、診察・作成・ホワイトニングジェルがセットでの価格設定になっていることが多いです。
医療行為ではないため保険が適用されず、最低でも約15000円はかかるでしょう。
その分精度の高いマウスピースを作成することができますし、ホワイトニングジェルも安全なものを提供してくれます。
値段や取り扱っているジェルは歯医者によって異なるため、まずは相談してみると良いですよ。
マウスピースだけ作り直しの費用は発生しない場合もある
歯医者で作成してもらったマウスピースは、使用するうちに穴が空いたり、歪みが出てフィット感に違和感を感じるようになることもあります。
その場合は再度作り直す必要があるのですが、最初に支払った料金に作り直し代が含まれていることが多いです。
そのためマウスピースが破損しても、追加で料金を支払わなくても良い場合があります。
ただ、歯医者によっては追加料金が発生するケースもあるので、最初によく確認しておくことをおすすめします。
マウスピースだけ作りたい場合の費用は5,000円～10,000円
ホワイトニング目的でマウスピースだけを作成したい場合は約5000円～10000円の費用が相場です。
以前に作成したものが破損した場合は作り直す必要もあるので、目安で覚えておくと良いでしょう。
自作キットの値段は800円～と安い
自作できるマウスピースはなんといっても低価格なのがメリットですが、その値段は800円程度のものもあります。
ただ、上手く作成するには少しコツが必要となるため、初めてマウスピースを自作する場合は失敗してしまう可能性が高いです。
そうなるとまた買い直しが必要となるので、余計にお金がかかる恐れがあるということも念頭においておきましょう。
歯ぎしり防止用マウスピースで代用はできない
歯ぎしり防止用のマウスピースの多くは上下の歯列どちらかに装着することがほとんどです。
ものによっては歯列全体を覆う形になっておらず、ホワイトニング用とは全く異なる目的で作られているので代用しないようにしましょう。
ホワイトニング用マウス ピースの使い方を解説
続いてはマウスピースを用いたホワイトニングのやり方についてご紹介します。
基本的なやり方は、マウスピースにホワイトニングのジェルを塗布して一定時間歯に装着します。
そうすることで薬剤が歯の表面に浸透し、着色汚れを落としてくれる仕組みです。
即効性はないので継続しておこなうことで少しずつ効果を実感できます。
頻度としては毎日おこなうのが理想的で、その場合個人差はありますが約2～4週間で効果を感じられることができるでしょう。
使用するジェルやマウスピースによっては多少のやり方の違いもあるので、必ずそれぞれのやり方を順守して安全におこないましょう。
ジェルの付け方
ホワイトニングのジェルはマウスピースに直接塗布して、その後歯に装着します。
ジェルは少量ずつ出しやすいペンタイプもあれば筆でマウスピース全体に塗るようなタイプなど様々です。
少量ずつ塗布する場合は、歯の表面に当たる部分の中央あたりにジェルをのせるとキレイに浸透するでしょう。
早く効果を実感したくてつい多めに付けてしまいがちですが、マウスピースを装着してはみ出た分は口腔内のトラブルを防ぐためにもふき取ります。
ジェルを無駄に消費することになってしまうので、規定量を守りましょう。
それぞれの量や塗り方は、定められたやり方を守ることで安全に効果的に使用できますよ。
口腔内への付け方
ジェルをマウスピースに塗布したら、いよいよ歯に装着します。
歯に汚れがついているとしっかり薬剤が浸透しないので、装着前に歯磨きをしておきましょう。
装着は歯列にピッタリとフィットしている状態が望ましいです。
はめたら歯とマウスピースの隙間を埋めるように指で押して密着させます。
もしも装着後に薬剤がはみ出て歯茎についてしまった場合は、ティッシュなどでふき取りましょう。
処置の時間はジェルの濃度で異なる
マウスピースは一定時間装着したまま時間をおいて、薬剤が歯に浸透するのを待ちます。
この装着時間は使用するジェルの濃度によって異なるので必ず確認しましょう。
濃度が10％～20％と低めのジェルでは、およそ2時間装着することが多いです。
歯医者で取り扱っているような20％異常の高めの濃度では、約1時間の装着が望ましい場合も。
効果を得るために長く装着したくなりますが、規定時間を超える装着は歯を傷つける恐れがあるので必ず装着時間は守りましょう。
保管方法
マウスピースの使用後は水ですすぎながら歯ブラシなどで磨きます。
熱で変形する恐れがあるので、お湯で洗うのはNGです。
洗ったあとは、破損を防ぐためにもケースにいれて保管しましょう。
頻度と耐久年数
マウスピースを使ったホワイトニングの頻度は1日1回、毎日継続的におこなうと2週間～4週間ほどで効果を感じやすいです。
マウスピースは正しい使用と保管方法で1年以上問題なく使用できるケースもあります。
素材によっては変形や衝撃に弱いので、丁寧に扱うことが長持ちをさせるコツです。
ホワイトニング用マウス ピースの洗い方や注意点
ホワイトニングで使用したマウスピースは正しい洗い方・管理の仕方で長く使用できます。
使用後の保管の仕方についてご紹介していきます。
洗い方
薬剤がマウスピースに付着しているので、水を使いながら歯ブラシでこすってしっかりと落とします。
付属の専用ブラシがある場合はそちらを使用しましょう。
注意点として、お湯を使うと変形・破損の恐れがあるので必ず水で洗うようにします。
水につけっぱなしだとカビが生える
しっかり薬剤を落とした後は、水を切って乾燥させましょう。
マウスピースの素材によっては、湿ったままだとカビが生えてしまうこともあるので注意が必要です。
乾燥させたら保管ケースに入れる
マウスピースが乾燥したら、ケースに入れて保管します。
落としたり踏んだりして壊れてしまうこともあるので、そのまま置きっぱなしにしないようにしましょう。
口内の状態によっては歯医者さんに相談する
ホワイトニングは口内環境に問題がないときにおこないましょう。
虫歯や歯周病を抱えている場合は、ホワイトニングの薬剤によるトラブルを防ぐためにも、まずは治療を受けることが望ましいです。
何か心配事がある人は、事前に歯医者で相談することをおすすめします。
通販で購入するジェルや海外製品は成分と濃度に注意
通販や海外製品のジェルは強い成分が使われていることもあります。
濃度が高いと歯に痛みを感じることがありますし、歯の表面が脆くなる恐れも。
安全のためにも、成分や濃度は良くリサーチし自分に合うものを選択しましょう。
ホワイトニングのマウス ピースに関するよくある質問
ホワイトニングのマウスピースについてよくある質問をまとめてみました。
それぞれ解説しますので、これからマウスピースのホワイトニングを始めたい人は参考にしてみてください。
ホームホワイトニングのマウスピースはどれくらい持つ？
使用の仕方や保存方法によってマウスピースの持ちは変わってきます。
使用後はしっかり水とブラシで薬剤を落として、ケースで保管していれば長く使用できるでしょう。
お湯で洗う、高温の場所で保管する、装着時に強く食いしばるような行為はマウスピースの寿命を短くしてしまいます。
ホワイトニングのマウスピースの装着時間は？
基本的には1回で2時間ほどの装着時間が多いです。
濃度の高いジェルによっては1時間程度の装着と短くなることもあります。
ホワイトニング用ジェルによって定められた装着時間が異なるのでよく確認して使用しましょう。
ホームホワイトニングは何日目からどれくらい白くなる？
個人差がありますが、早い人では2週間ほどで効果を実感し始めるでしょう。
一般的には2週間～4週間ほどで歯の白さを感じ始めることが多いようです。
ホワイトニングのしみ止めジェルの使い方は？
ホワイトニングをする前に、しみ止めに効果のある成分が配合された薬剤を歯に塗布します。
塗ってから少し時間を置く場合もあるので製品ごとに確認が必要です。
ホワイトニングマウスピースと他のマウスピースの違いは？
就寝時の歯ぎしり・食いしばり予防のマウスピースだと、素材も壊れにくいよう分厚いですし、歯列全体を覆う形状ではないこともあります。
そして、歯ぎしり用のマウスピースは上下どちらかの歯列のみにはめるので、片側しかありません。
ホワイトニングの用途としては作られていないので、代用はやめましょう。
まとめ
- ホワイトニング用のマウスピースは歯医者または自分で作成できる
- 自作や市販のマウスピースはホワイトニングの効果が薄まることがある
- 使用するジェルの濃度によってマウスピースの装着時間が異なるので用法用量をよく確認する
今回はホワイトニング用マウスピースの費用や作り方、正しい使い方などをご紹介しました。
手軽にホワイトニングができるので、自分に合う方法を選択して安全におこなってほしいです。
口腔内の状態に不安がある人は、まず歯医者で相談してみることをおすすめします。
あなたもマウスピースを用いたホワイトニングで、白く美しい歯を手に入れましょう。
