精密根管治療
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抜歯と言われ諦める前にご相談ください

もし、歯科医師から「この歯は抜歯するしかない」と告げられたとしても、すぐに諦める必要はありません。根管治療の成功率が低く、抜歯に至る主な原因は、根管内の細菌を完全に除去しきれないこと、または再感染を引き起こすことによるものです。
今までの治療では手の届かなかった、複雑な根管の構造や、肉眼では見えない微細な感染源に対処するために、南森町の歯医者「みなみもりまち歯科クリニック」では、精密根管治療を行っています。

これは、高度な医療機器を駆使し、残せる可能性のある歯を可能な限り保存するための治療法です。ご自身の天然歯を残すことは、将来的な口腔機能の維持において非常に重要です。大切な歯を失ってしまう前に、ぜひ一度、精密根管治療をご検討ください。
1回目の治療が非常に重要です

根管治療の成否は「イニシャルトリートメント」、つまり最初の治療を誰に、どのような環境で受けるかにかかっています。根管治療で最も重要なのは、根管内に細菌を極力残さないことです。もし初回の治療が適切に行われなかった場合、虫歯が再発し、歯根の先に膿が溜まる根尖病変を引き起こし、再度根管治療が必要になります。
再治療では、以前に充填された治療材料を慎重に取り除く必要があり、この除去作業は初回治療よりもはるかに難易度が高く、歯へのダメージも大きくなります。根管治療における再治療の成功率は極めて低いことが、以下のデータからも明らかです。
以下、非外科的歯内治療の成功率
| 根尖病変 | 成功率 | |
|---|---|---|
| Initial treatment | – | 94% |
| Initial treatment | + | 85% |
| Retreatment | – | 83% |
| Retreatment | + | 67% |
Trope, Debelian, Endodontics Manual for the General Dentist. 2005:69.
このため、再治療のリスクを避けるためにも、最初の根管治療の精度がその歯の寿命を左右するといえるでしょう。
根管治療と
精密根管治療の違い

一般的な根管治療と精密根管治療の最も大きな違いは「肉眼での治療か、拡大視野での治療か」という点にあります。歯の根管は非常に複雑で細かく枝分かれしており、平均的な太さはわずか0.1mm程度です。肉眼やレントゲン写真のみに頼る従来の治療では、微細な根管を見落としたり、感染源を完全に取り除ききれないリスクが避けられません。

それに対し、精密根管治療では、マイクロスコープ・拡大鏡や歯科用CTといった高度な設備を活用します。これにより、肉眼では見えなかった根管の内部を何十倍に拡大し、直視して治療を行うことができます。また、ラバーダムと呼ばれるゴムのシートを使用し、治療中に唾液や口腔内の細菌が根管内に侵入するのを防ぎます。
一般的な根管治療
保険診療で行なう一般的な根管治療は、治療費用を抑えられるという大きな利点がある一方で、使用できる器具や治療にかけられる時間に厳格な制限が設けられています。報告(Grossman 1964, Gorni FG 2004 より)では、一般的な根管治療の成功率は約50%程度にとどまることが示されています。
精密根管治療
対照的に、精密根管治療は、使用できる器具や治療時間に制限を設けない自由診療として提供されます。精密治療が一般化しているアメリカなどでの臨床結果(Weiger,et al.2000, Friedman 2008 より)では、根管治療の成功率が約90%と非常に高く報告されており、再治療のリスクを最小限に抑えることが可能です。これは、時間をかけてでも根管内の細菌を根絶し、高精度な処置を施すことで、歯を長期的に保存するという目的を達成するためです。
治療の成功率を高めるために
マイクロスコープの使用

歯の根管は平均0.1mm程度と非常に細く複雑な構造をしており、肉眼では全体像を把握することすら困難です。しかし、マイクロスコープを使用することで、根管内を最大20倍程度に拡大し、高輝度の光を当てながら直視することが可能になります。
これにより、今までの治療では見落とされがちだった枝分かれした細い根管や、感染物質の微細な残りまで正確に確認できます。この精密な拡大視野のもとで治療を行うことで、感染部分のみを選んで除去し、健康な歯質を最大限に残すことができ、治療の確実性が高くなります。
歯科用CTによる診査診断

根管は複雑な3次元構造をしているため、2次元のレントゲン写真だけでは、根管の正確な走行や、病巣の広がりを把握することが難しいです。歯科用CTは、歯と顎の骨を3次元的に詳細に分析できるため、根管の数や湾曲度、周囲の骨密度の状態、そして病巣の正確な位置を立体的に把握できます。
この情報をもとに治療計画を立てることで、手探りではなく根拠に基づいたアプローチが可能となり、治療精度が向上します。
ラバーダムを使用した無菌処置

根管治療の成否は、根管内をいかに無菌状態に保つかにかかっています。口腔内には数億の細菌が存在しており、治療中に唾液や呼気が根管内に侵入すると、再感染を起こします。ラバーダム防湿は、治療する歯だけをゴムのシートで隔離し、唾液や口腔内の細菌の侵入を完全にシャットアウトします。この無菌的な環境を維持することで、根管内の消毒効果を上げ、再発リスクを最小限に抑えます。
ラバーダムの使用は、歯の寿命に直結する重要な処置であり、実際、根管治療時のラバーダムの使用によって歯の喪失のリスクが約20%減少することが示されています (Lin, P. Y et al. J Endod 2014)。
また、根管治療後の被せ物の土台となる支台築造時においても、ラバーダムの使用が成功率に20%の差をもたらすことが認められています (Goldfein, J et al. J Endod 2013)。
治療の流れ
- 診査と治療計画
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まず、歯科用CTを用いて根管の状態を把握し、マイクロスコープで根管の入り口や状態を詳しく観察します。病変の範囲や根管の数、湾曲度、ヒビの有無などを詳細に診断した上で、最適な治療計画を立案します。
- ラバーダム防湿
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口腔内の細菌が根管に侵入するのを防ぐため、治療する歯以外をラバーダムで完全に隔離し、無菌的な環境下で処置を進める準備をします。
- 感染歯質の除去と
根管へのアクセス -

虫歯になった部分や古い詰め物、過去の治療で使われた材料を慎重に除去し、マイクロスコープの拡大視野のもと、根管内部にアクセスします。
- 根管内の清掃
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柔軟性の高いニッケルチタンファイルなどを使い、感染した組織や細菌を取り除きます。清掃後は、殺菌効果の高い薬剤で根管内を繰り返し消毒し、根管内の細菌を完全に消毒します。
- 根管の封鎖
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根管内が完全にきれいになったことを確認した後、再感染を防ぐため、生体親和性が高く封鎖性に優れたバイオセミック根管充填材料を用いて根管を隙間なく充填します。その後、歯を補強するための土台を築造し、最後に精度の高い被せ物を装着して治療を完了します。
